3つの要因からひも解く「途中で止まってしまうことがある」理由

📅2026/03/28

—「続かない自分」を責めないための、やさしい見直しヒント—

3つの要因からひも解く「途中で止まってしまうことがある」理由

この章で扱う主なポイント

  • 理想が高いときに起こりやすい「ギャップ」のしんどさ
  • 変化が見えにくい時期(停滞期)を“失敗”と受け取りやすいこと
  • 新しいことに惹かれやすい性質を、負担が増えにくい形で活かす考え方

1. 途中で止まりやすいときに起こりがちな3つのこと

理想が高いほど、少しのズレが苦しくなることがあります

「ちゃんとやりたい」「うまく進めたい」と思う気持ちは大切です。
ただ、最初から完成度を高く置くと、予定どおりにいかないときに
「もうダメかも」と感じやすくなる場合があります。

たとえば…

  • 1日できなかっただけで、再開がしづらくなる
  • 計画から少し外れただけで「失敗」と感じてしまう
  • 0か100で考えて、続きから戻りにくい

やさしい整え方(例)

  • 途中の状態も「進行中」として扱ってみる
  • 0か100ではなく「1でも前に進んだ」と数えてみる
  • “やり直し”ではなく“続きから”にしてみる

「完成度」よりも、「続けられる形」を優先してみると楽になることがあります。


変化が見えにくい時期は、「意味がない」と感じやすいことがあります

がんばっているのに手ごたえが薄い時期があると、
「向いていないのかも」「無駄かも」と不安になってしまうことがあります。

ただ、変化はいつも分かりやすく出るとは限りません。
静かな時期が続いてから、あとで進みやすく感じる…ということもあります。

たとえば…

  • 勉強しているのに点数が伸びにくい
  • 練習しているのに上達を実感しにくい
  • 習慣にしようとしても、波が出てくる

やさしい整え方(例)

  • 「変化が小さい時期もある」と前提を置いてみる
  • 成果だけでなく「取り組んだ回数」も数えてみる
  • “伸び”ではなく“土台づくりの時期”と捉える考え方もあります

新しいことに惹かれやすい性質は、悪いことだけではない場合があります

新しいことに興味が向きやすい方は、
好奇心が強かったり、変化に気づきやすかったりすることがあります。

一方で、思いつくままに増やしすぎると、
気持ちや予定が分散して、続けにくくなる場合もあります。

たとえば…

  • 次々に始めたくなり、ひとつが浅く終わりやすい
  • “どれもやりたい”が増えて、疲れやすい

やさしい整え方(例)

  • 「今はこれだけ」に対象をひとつ(またはふたつ)に絞ってみる
  • 興味の方向性を“軸”として一言にしてみる
  • 新しいアイデアは「メモに保存」して、すぐ始めない選択もあります

性質を否定するのではなく、負担が増えにくい形に整える、という考え方です。


2. 停滞感があるときに、気持ちを少し楽にする2つの考え方

この章で扱う主なポイント

  • 「成果」ではなく「続けた事実」に目を向ける
  • 変化が見えない時期を、別の呼び方にしてみる

「成果」よりも「続けた事実」を認める視点

結果が出ない時期は、自分を厳しく評価しやすいことがあります。
そんなとき、結果ではなく「行動があったこと」を拾う見方が助けになる場合があります。

たとえば…

  • 机に向かった
  • 資料を開いた
  • 5分だけやった
  • 予定を確認した

小さく見える行動でも、「やろうとしたこと」は残っています。
その事実を丁寧に扱うことで、気持ちが少し持ち直すこともあります。


変化が見えない時期を「蓄積の時期」と捉える考え方もあります

変化が見えないと焦りが出て、無理をしやすくなる場合があります。
でも、静かな期間があってから、後でまとまって伸びたように感じることもあります。

やさしい整え方(例)

  • “停滞”ではなく「準備の時期」「蓄積の時期」と呼び替えてみる
  • いまは“整える”を目標にしてみる(睡眠、予定、道具、環境など)
  • ペースを落としても「やめた」ではなく「調整した」と捉える

3. 日々の生活に、心地よい変化を作る3つの行動ステップ

この章で扱う主なポイント

  • 5分で終わる「超スモールステップ」から始める
  • 気分の波をメモして「自分の整え方」を見つける
  • 「始める」前に「減らす」を決めて、余白を作る

① 5分で終わる「超スモールステップ」から始めてみる

最初の目標が大きいと、しんどく感じて動き出しにくいことがあります。
だからこそ、「短く終わる行動」から始める方法が合う場合があります。

  • 本を1ページだけ開く
  • 道具を机に出す
  • 予定表に「5分だけ」と書く

「できた」が作りやすい形にすると、次につながりやすいことがあります。


気分の波をメモして「自分の整え方」を見つける

続かないと感じるとき、気分や疲れの波が影響している場合もあります。
大きな分析ではなく、簡単なメモだけでも十分です。

メモの例(短くてOK)

  • 今日の気分(○△×)
  • しんどかったこと/助かったこと
  • できた行動(1つでOK)

「自分はどんなときに負担が増えやすいか」が見えると、調整しやすくなることがあります。

※「取扱説明書」という言い方が合わない方は、
「自分の整え方メモ」など、やさしい呼び方でも大丈夫です。


「新しいこと」より先に「減らすこと」を決めてみる

新しい行動を入れるとき、生活がすでにいっぱいだと、続けにくい場合があります。
そこで、先に「減らせそうなこと」をひとつ決める方法もあります。

  • 目的のない情報チェックを少し減らす
  • なんとなくの予定を1つだけ手放す
  • 夜更かししやすい行動を1つだけ控える

余白ができると、新しい行動を入れやすくなることがあります。


まとめ

  • 途中で止まってしまう背景には、共通するつまずきポイントがある場合があります
  • 理想が高いと、少しのズレが苦しくなることがあります
  • 変化が見えにくい時期は、“失敗”と受け取りやすいことがあります
  • 新しいことに惹かれる性質は、整え方次第で味方になる場合があります
  • まずは「5分」「メモ」「減らす」の3つが助けになることがあります

自分を責める前に、見方と仕組みを少し整えてみる。
その積み重ねが、自然な継続につながる場合があります。


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